ひとり<ふたり
家に帰るまでずっと手を繋いでた。



今日はすごく長く感じた帰路…。



「オバサンいないし!!紅の部屋行こうか!!」

「うん…」



リンが一緒に部屋に入った。



なんかこの部屋にいるリンを見るのも久しぶりに感じちゃう…。



「先に着替える!?」

「服…脱げない…」

「き、着替え…させてあげる?」



超ダルい…。



そのままパタッとベッドに横になって着替えもしないまま眠った。



ひんやりする頭…。



お腹のとこ重い…。



「苦しいよ…」

「ん…」

「リン、お腹苦しい…」

「はっ!!起きた!?」

「今何時?」

「もうみんなお風呂入って寝ちゃったよ」



そんなに寝てたのか…。



お腹の上に手を置いて寝てたリンが慌ただしく動き出した。



部屋から出てったと思えば薬持って来るし、その前にご飯食えとか言うし…。



慌ててるリンがなんだかカワイイ…。



「ご飯いらないからリンが一緒に寝て…」

「珍しいね。寂しいの?」

「最近ずっと寂しいもん…。飽きたの?」

「んなわけないじゃん。超好きだもん」



キュン…。



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