ひとり<ふたり
一部の教師からは反感買ってたみたいだし…。



バンドなんてチャラチャラしてるとか言われてたみたいだ。



だから白だけの責任じゃない。



みんなが黙り始めた時だった。



ドンドンッとデカい音で階段を上がる音が聞こえたと思えば勢いよくドアが開いた。



「マキ君っ!!大丈夫!?」

「「リマっ!?」」

「どっか痛いの!?ケガ!?病気!?」

「落ち着けよ…。ただのサボりだし…」

「へっ!?紅チャンまでいる!!久しぶりぃ~!!ってサボり!?ダメって言ったでしょ!!」



珍しく弾丸のような喋り方をするリマにみんな唖然…。



なんでリマが叶んちに?



中学ん時はそれなりに遊びにきてたけど…。



「どうしてリマがいんの?」

「マキ君がメールで早退したって言うからつい…」

「お前は早退?」

「サボっちゃった…」



まぁいいか。



リマもいつも真面目にやってるし。



マキの隣に座るリマにもわけを話しつつ、俺達は練習場所を探すことになった。



< 226 / 516 >

この作品をシェア

pagetop