ひとり<ふたり
レモンの匂い
【紅】
リンとカナ君が迎えに来て、3人で学校へ行った。
4時間目の体育の授業が終わって、梓が彼氏に会いに行ったからあたしはひとりで校舎の下を歩いてた。
その時にザバーッと降って来た雨とは違う水…。
「キャハハハハ!!」
「ダサ~い!!」
3年生からバケツで水をぶっかけられた…。
ムカつく…。
「文句あんなら正面から来なよ!!」
「リンにヨロシク~!!」
ビッチャビチャ…。
どうやって教室まで帰ろう…。
慌ててポケットから出した携帯でリンに電話をかけた。
「あんたのせいでずぶ濡れ!!」
「今どこ!?」
「美術室の外…」
「今行くっ!!」
どうしてくれんだバカリン!!
あんたに関わんなきゃこんな目に合わなかったのに!!
携帯だけは水没せずに済んだけど…。
髪もジャージも濡れてる…。
そんなあたしを笑う通りすがりの生徒達…。
見てんじゃねぇよ…。
リンとカナ君が迎えに来て、3人で学校へ行った。
4時間目の体育の授業が終わって、梓が彼氏に会いに行ったからあたしはひとりで校舎の下を歩いてた。
その時にザバーッと降って来た雨とは違う水…。
「キャハハハハ!!」
「ダサ~い!!」
3年生からバケツで水をぶっかけられた…。
ムカつく…。
「文句あんなら正面から来なよ!!」
「リンにヨロシク~!!」
ビッチャビチャ…。
どうやって教室まで帰ろう…。
慌ててポケットから出した携帯でリンに電話をかけた。
「あんたのせいでずぶ濡れ!!」
「今どこ!?」
「美術室の外…」
「今行くっ!!」
どうしてくれんだバカリン!!
あんたに関わんなきゃこんな目に合わなかったのに!!
携帯だけは水没せずに済んだけど…。
髪もジャージも濡れてる…。
そんなあたしを笑う通りすがりの生徒達…。
見てんじゃねぇよ…。