ひとり<ふたり
その後、校長や教頭もやって来て副担任が担任になることで幕を閉じた今回の事件。



事の発端はあたしです…。



「校長先生、俺の処分は…」

「先生は殴られてないと言ってるから処分はナシ。君も殴ってない」

「えっ!?」



汚い…。



あたしの胸倉掴んだこともなかった事にしようとしてるんだ…。



でも白にお咎めナシなら…いいのかな?



「俺も殴っときゃよかった…」

「リン…ダメです…」

「わかってるよ。ありがとう白」



もうムリなことはしないと本当に反省…。



その後に事務所に怒られた。



もちろんあたしひとりで…。



だけど説教が終わるまでみんな待っててくれて…。



「ほら、俺達から紅にプレゼントだ」

「金髪ヅラっ!!」

「高かったんだからな。大事にしろよ」



仕事する時はブロンド!!



超カワイイ…。



「ありがとう!!」

「なんつーか…。リンの趣味だから…」

「ねぇ、似合うっ!?」



昔憧れてた人形になった気分!!



あたし超カワイイ…。



「そのまま一発…痛っ!!」

「それが魂胆?バカリン!!」



でも…みんな大好き!!



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