ひとり<ふたり
そう思ったのに静かになった紅…。



たまに怒ると効き目アリ?



更に調子に乗ることにした。



「そんなにシたかった?」



意地悪く言うと下を向いてコクッと小さく頷いた。



紅がどうかしちゃったよぉ~!!



大変です!!



これは大事件であります!!



どうしよう…。



「べ、紅…お家帰ろっか…」

「別にいいもん!!気ぃ使われると逆にイヤ…」

「違う、俺も紅と同じ気持ち。よし、行くぞ~」



ホームルームが始まる直前、紅と俺のカバンを取って来て学校を出た。



早く家に帰って抱きしめてあげたい…。



ちょっと有名人になったから街中で抱きしめたりしたら変に目立つし。



なにも話さない紅を連れて帰った家で早速キスした。



起きてる時にするのって久しぶりかも…。



「ここ玄関じゃんっ…」

「早く部屋行こう」



紅と俺の部屋に行ったらもう溶けるだけ。



1日中こうしてたい…。



仕事もレッスンもないし…。



紅、好き…。



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