ひとり<ふたり
嫌いから好きに変わった瞬間…。



「お姉ちゃ~ん!!ご飯どうす…ごめん!!」

「葵っ!!違うよ!?ただ昼寝してただけ!!マジで何もしてねぇからお母さんに言うな」

「はい…」



笑ってるリンが一番カワイイよ。



もっともっとリンを笑顔にしたい。



いつかあたしを愛してくれたらそれはもう泣いて喜ぶよ。



だから早く一緒に恋愛しようね。



「紅、カワイイ女になれよ」

「はい?」

「好きな男には弱いとこも見せるもんだ」

「ずいぶん調子に乗るね?あたしはこのままあたしだからね!!いやなら別れてもらって結構」

「あははっ!!ヤダ」



いつかリンの心があたしに向きますように!!



って思ったのにさっそくケンカしてます。



理由はリンの浮気。



全部番号消してやろうとしたらリンがキレた。



「寂しくなったらどうすんだよ!!」

「知らないよ!!ほかの人と連絡取ったらいやだ!!」

「叶もマキも来れない時、お前が来てくれんの?」

「で、できる限り?」

「やっぱムリ。消さねぇ」



リンを手なずけるのは難しそうです…。



でもあたしの愛情は重いからね~!!




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