ひとり<ふたり
【リン】
目が覚めると隣には誰もいなかった。
ここは紅の部屋。
木目の家具がたくさんあって、少しだけ温かい感じ…。
そんな紅の部屋に俺ひとり。
耐えられない!!
急いでリビングに行くと、紅がキッチンに立ってた。
手にはフライ返しを持ち、隣には妹の葵がいる…。
「おはようリン!!」
「何してんの?」
「料理だけど?フレンチトーストに初挑戦!!」
葵は結構うまいメシを食わせてくれた。
昨日紅が作ったうどんはまぁ普通。
だけど俺には手料理ってだけでうまいんだ。
出来上がるまでに歯磨きをして子猫と遊んだ。
カワイイこの猫。
ふわふわの毛にグリーンの目。
『にゃー』じゃなくて『ミー』と鳴く。
「キラにゃんは幸せだな」
「ミー」
「こんな暖かい場所にいれんだから…」
葵がこいつにつけた名前、キラリ。
俺も飼われたい…。
「できた!!食え、リン!!」
「これは失敗だよね?」
「ちょっと焦げたくらいで失敗扱いすんなら食うな」
ちょっとってあんた…。
目が覚めると隣には誰もいなかった。
ここは紅の部屋。
木目の家具がたくさんあって、少しだけ温かい感じ…。
そんな紅の部屋に俺ひとり。
耐えられない!!
急いでリビングに行くと、紅がキッチンに立ってた。
手にはフライ返しを持ち、隣には妹の葵がいる…。
「おはようリン!!」
「何してんの?」
「料理だけど?フレンチトーストに初挑戦!!」
葵は結構うまいメシを食わせてくれた。
昨日紅が作ったうどんはまぁ普通。
だけど俺には手料理ってだけでうまいんだ。
出来上がるまでに歯磨きをして子猫と遊んだ。
カワイイこの猫。
ふわふわの毛にグリーンの目。
『にゃー』じゃなくて『ミー』と鳴く。
「キラにゃんは幸せだな」
「ミー」
「こんな暖かい場所にいれんだから…」
葵がこいつにつけた名前、キラリ。
俺も飼われたい…。
「できた!!食え、リン!!」
「これは失敗だよね?」
「ちょっと焦げたくらいで失敗扱いすんなら食うな」
ちょっとってあんた…。