ひとり<ふたり
ベッドに運んだ紅はぐったりしてて、少し可哀想…。



あんなとこでしなきゃよかった…。



だけど俺だって我慢の限界だったんです…。



「マジで大丈夫?」

「ダメ~…」

「もう…寝なさい…」

「今日もギュって…して?」



姫様のわがままはなんでも聞いてあげるよ…。



俺、紅に甘いよね~…。



でもカワイイんだもん…。



今日の紅、かなりおとなしいし…。



抱きしめると安心したように体の力が抜けていく紅…。



たまんねぇ…。



マジでカワイイ…。



これからも俺だけの紅でいてね?



そしたら俺はどこまでも頑張れる気がする。



紅には感謝してもし足りないくらいだけど。



これからはもっと男らしくなって紅のこと安心させてあげるから…。



だらか今日はゆっくり寝かせてあげよう…。



おやすみ、紅…。



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