ひとり<ふたり
次の日に帰った家ではマキに説教された。



『お前らが死んだら俺の生活は誰が保障するんだ!!』と…。



そうですよね…。



俺と紅がいなかったらバスターは解散…。



みんな路頭に迷うんだ…。



マジでごめんさい…。



叶と葵だけが心配してくれて、白なんてお土産に夢中だった。



まぁそんなもんさ。



あの状況に陥ったらマジで説教なんてできないから…。



でもこれで俺はいつもの日常に戻れるわけで。



本当によかった…。



「新曲出すからな」

「マジで!?あれOKもらったの!?」

「あぁ、リーダーさんの携帯が繋がんないから俺の電話が来ましたけどなにか?」

「「申し訳ありませんでした…」」



もう迷ったりしませんから…。



マキって怒ると怖いんだもん…。



「母親…どうだったんだ?」

「何とかね。これで前に進めそうだよ」

「心配かけすぎなんだお前…。でも…よかったな」



うん、ありがとう、マキ…。



< 386 / 516 >

この作品をシェア

pagetop