ひとり<ふたり
マキ君に言われなきゃ気付けないとこだったし…。



もう食べません…。



白からもらったミルクプリンは冷蔵庫に封印。



痩せてやる…。



部屋に行ったらリンはもう寝る体制。



ベッドの中じゃん…。



ろくに話しもしてない…。



最近チューもしてない…。



「ねぇリン?」

「ん~?」

「し、シないの?」

「いつも家ではしないでしょ…」

「怒って…る?」

「なんで俺が怒るわけ?ってか眠いからオヤスミ」



こうしてリンに避けられることに慣れてないから泣きそう…。



その態度が辛いよ…。



「うぅっ…」

「えっ!?紅!?」

「リンのバカァ~…」

「な、なんで!?」



不安で死んじゃいそうなのに…。



なんであたしの気持ちわかんないの…。



久しぶりに抱きしめられたらやっぱりリンはあたたかかった。



好きだよリン…。



苦しいの嫌い…。



「俺が気にしすぎ?」

「ん…」

「ごめん、ごめん。ぶっちゃけ俺もキツかった」



リンのバカ…。



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