ひとり<ふたり
コレって非常にヤバいと思わない?



「なんで…リン君は女の子連れ込んじゃってんの?マジであたしなんかどうでもいいわけ?」

「違うって!!こっちのコが先客!!」

「なにしてたのふたりで!!」



紅には秘密。



だって俺、紅のイイとこ知っちゃったし。



俺のためにこんなに必死になって謝ってくれるなんてさ。



もう愛しくて仕方ない…。



「まぁまぁ、もういいじゃん?」

「よくねぇし!!あんた、あたしのリンに触った?」

「触られてもないし触ってもないから…。家帰るよ」

「ちょっとリンっ!!離せっ!!」

「ヤダね。色々と溜まってんだからたまには言うこと聞けっての」



お、おとなしくなった…。



まぁいいか。



このまま連れて帰ります。



授業中にも関わらずカバン取りに言ってから家に直行した。



みんな学校でいない今がチャンスだし。



「もう怒ってないの?」

「怒ってないよ。紅がいちばん大事なにの俺の方こそあんなこと言ってごめんね?」

「もうダメかと思った~…」



すぐ泣く…。



これがたまらなくカワイイんだけど…。



< 401 / 516 >

この作品をシェア

pagetop