ひとり<ふたり
そんな冬夜に紅の最強の一言。



「わかった。あんた、放置プレー。よって!!あたしはあんたを放置してあげる」



なんて引きつった顔で言うもんだからみんな笑いをこらえるのに必死。



今笑ったら笑死にしてしまいそう…。



「放置…」

「わかったならあたしがイイっていうまで話しかけんな」

「わかりました…」



あいつ、ただの変態だったんじゃないかと思った。



で、楽屋に行って大爆笑。



「放置プレーって!!ぎゃははははっ!!」

「だ、だって!!あきらめてくれないと思ったから…」

「女王様気取ってんじゃねぇよ紅~!!」



真っ赤な顔で恥ずかしそうにしてる紅をこれ以上笑ったら…。



今度は俺たちがヤバいって。



だって俺たちが爆笑してるのは女王様なんだから…。



「お前らも死ね」

「「へっ?」」

「あたしだって死ぬほど恥ずかしかったんだからお前らも同じ目にあえ」



俺達、女王様の制裁をうけました…。



脇腹が痣になってる…。



もう怒らせるのはやめよう…。



< 405 / 516 >

この作品をシェア

pagetop