ひとり<ふたり
そのままお姉さんにコーヒーをご馳走になった。



超カッコイイ人。



ロックな服装が似合い過ぎるっ!!



「マキが内緒にしてくれっつーから黙ってたんだ。悪かったね」

「いえ、あたしこそごめんなさい…」

「まさか浮気だと思われるなんてあたしも捨てたもんじゃないか!!」



なにをおっしゃる!!



めっちゃカッコイイのに…。



リマに早く報告してあげたいな。



「マキ、今日は彼女んとこ行ってやんな」

「でも時間作ってもらったのに悪いっスから」

「私生活ゴタゴタにしてまで仕事すんなよ。周りの人間は大事にしてやんな」



生き方、カッチョイイ…。



恋しちゃいそうだよお姉さん…。



マキ君が頭を下げてリマの所へ行った。



残されたのは葵とあたしとお姉さん。



「あんたヴォーカルと付き合ってんだって?確か…リン」

「はい…。ケンカばっかりしてますけど…」

「お似合いだよアンタら。それにしても才能あるね、あのコ」

「リンですか?」

「人を引き付ける力を感じる」



確かに…。



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