ひとり<ふたり
学校でもリンはひとりになることが滅多にない。



叶とかマキ君がリンのそばにいるのとか…。



そんな力があったんだ…。



「爆発させないようにジワジワやんな」

「爆発?」

「ドカーンと売れたら次からプレッシャーだからさ」



超大人です…。



尊敬しちゃいます…。



完璧に惚れました。



お姉さんのアドレスと番号を聞いてから葵と家に帰った。



気付けば夜の10時を過ぎてて…。



「連絡くらいしてよね!!心配で探しに行こうかと思ったじゃん!!」

「子供じゃないもん…」

「僕から見たらまだ子供なの!!」

「カナ君いつも子供扱い!!グレてやるんだから!!」



葵と叶がケンカし始めちゃった…。



しかもグレるらしい。



まさかの反抗期!?



「で、マキは大丈夫だったでしょ?」

「あっ、うん…。いらぬ心配でした…」

「マキが裏切るわけないじゃん。バカだな紅」



リンにバカにされた…。



でも今回マキ君を疑ったことは反省します…。



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