ひとり＜ふたり

そんないい感じの雰囲気の時だった。


見たことがある女がいる…。



マジでやべぇ～…。



「リン？」

「リンだね～…」

「あれから連絡くれないけどどうしたの？」

「別に深い意味は…」

「あの時だけってことないよね？」

「今彼女といるから勘弁して？」


紅が露骨にいやそうにしてる…。


本当に消えてくれ…。



「彼女さん、リン貸してよ」

「イヤ」

「どうやってリンを独占してるの？どんなテク？」

「テクとかねぇよ。マジでウザいから消えてくれない？」

「生意気な女。こんなのが好きだなんてリンも趣味悪～い」



修羅場じゃね？



しかも女同士で言い争ってるし…。


ムリムリ…。



「お前はあん時だけ!!名前すら覚えてない!!紅を悪く言うな」

「最っ低!!」



バチンと叩かれた。



こんなのは慣れっこだけど。



なのに紅が相手の女を殴り返した…。



「勝手な妄想抱いてリンのこと美化すんな!!体だけのくせにダサいことしてんじゃないよ!!」

「あんたらお似合いだよ!!地獄に落ちちゃえバーカ!!」



ヤバッ…。