ひとり<ふたり
葵のお気に入りだし。
「ねぇ、リン、最近女のコ呼んでない?」
「あっ、うん…。電話してるから」
リンが寝たのを確認してから切るようにしてるけど…。
あたしが知る限りではリンは最近誰も呼んでない。
「なんか気になることとかない?」
「気になること?特にないけど…」
「ならいいんだ!!」
叶は知ってるんだと思う。
リンがひとりになりたくない理由…。
ここに一人暮らししてることとか、本当はどうしてなのか知りたいけど聞けないでいる。
下手なこと聞いてリンの機嫌を損なうのはイヤだから。
あたしはきっとリンに嫌われるのがいちばん怖い。
「たまに泊まりに来てやってよ」
「うん?」
「僕も協力するから」
「何の?」
「紅の片思い、応援しま~す」
バレてる…。
ってか叶、超イイヤツ!!
それからしばらくして帰ってきたリンは意味もなくあたしを抱きしめた。
急になんてことすんの!!
「な、なに?」
「叶とふたりとかヤバかったんじゃって…」
「心配してくれてんの?」
「だって叶君は相当な曲者ですから」
そんな些細なことが嬉しい…。
「ねぇ、リン、最近女のコ呼んでない?」
「あっ、うん…。電話してるから」
リンが寝たのを確認してから切るようにしてるけど…。
あたしが知る限りではリンは最近誰も呼んでない。
「なんか気になることとかない?」
「気になること?特にないけど…」
「ならいいんだ!!」
叶は知ってるんだと思う。
リンがひとりになりたくない理由…。
ここに一人暮らししてることとか、本当はどうしてなのか知りたいけど聞けないでいる。
下手なこと聞いてリンの機嫌を損なうのはイヤだから。
あたしはきっとリンに嫌われるのがいちばん怖い。
「たまに泊まりに来てやってよ」
「うん?」
「僕も協力するから」
「何の?」
「紅の片思い、応援しま~す」
バレてる…。
ってか叶、超イイヤツ!!
それからしばらくして帰ってきたリンは意味もなくあたしを抱きしめた。
急になんてことすんの!!
「な、なに?」
「叶とふたりとかヤバかったんじゃって…」
「心配してくれてんの?」
「だって叶君は相当な曲者ですから」
そんな些細なことが嬉しい…。