ひとり<ふたり
よく朝にふたりで行く近所のパン屋さんがある。
そこでモーニングを食べる時間が好き。
リンと入るお風呂の時間が好き。
仕事で楽しそうに歌ってるリンが大好き。
結婚してから沢山『好き』が増えた。
「紅、今日は先に寝ていいよ」
「なんで!?一緒に寝ないの?」
「そろそろ書けって急かされてんの」
「5曲目?」
「うん。だから寝ててね」
今だに作詞作曲はリン。
アレンジするのはマキ君で、叶のドラムが物凄く上達した。
白はヒマだから常にベースに触ってるからそりゃあ上手い。
あたしもヒマさえあればキーボードに向かう。
それしかすることがない。
なのに珍しく姑から電話が来た。
「頼みたくないんだけどどうしても外せない用事があるから仕方なく頼るわ」
「前置きいらないし。ってか頼られたくないですから頼まないでください」
「まだなにも言ってないでしょ!!」
「だったら先に用件を言ってくださいよ。マジで嫌みったらしい…」
あたし達、仲は極めてよくない。
そこでモーニングを食べる時間が好き。
リンと入るお風呂の時間が好き。
仕事で楽しそうに歌ってるリンが大好き。
結婚してから沢山『好き』が増えた。
「紅、今日は先に寝ていいよ」
「なんで!?一緒に寝ないの?」
「そろそろ書けって急かされてんの」
「5曲目?」
「うん。だから寝ててね」
今だに作詞作曲はリン。
アレンジするのはマキ君で、叶のドラムが物凄く上達した。
白はヒマだから常にベースに触ってるからそりゃあ上手い。
あたしもヒマさえあればキーボードに向かう。
それしかすることがない。
なのに珍しく姑から電話が来た。
「頼みたくないんだけどどうしても外せない用事があるから仕方なく頼るわ」
「前置きいらないし。ってか頼られたくないですから頼まないでください」
「まだなにも言ってないでしょ!!」
「だったら先に用件を言ってくださいよ。マジで嫌みったらしい…」
あたし達、仲は極めてよくない。