ひとり<ふたり
目をあけると真っ暗だった。
携帯がポケットで鳴ってる。
それは家からの電話。
時間はもう夜の10時を過ぎてた。
「出なよ」
「なんて言おう…」
「帰りたいなら帰って。ムリなら期待させんな」
「リン…」
携帯を閉じて部屋を出てったリンの後を追った。
あたしが今いたいのはリン。
お母さん、ごめん。
「帰んないよ」
「帰れよ」
「別に怒られるくらいなら…」
「お前、いらねぇ」
グサッと胸をナイフで刺されたような感じ。
『いらない』
その言葉があたしを傷つける…。
ここにいちゃいけない…。
「帰る…ね…?」
「バイバイ、紅」
「うん…」
どうやって帰ったのか、それもわからないくらい泣いてたと思う。
リンにはあたしじゃなくてもいい。
あたし以外にそばにいてくれる人はたくさんいるんだ…。
自分の思い通りにならないならリンに切り捨てられる…。
「紅!?どうしたの?リンチャンとケンカでもした?」
お母さんが心配してくれてた。
でも何も言えなくて…。
そのまま部屋にこもってただ泣いた。
携帯がポケットで鳴ってる。
それは家からの電話。
時間はもう夜の10時を過ぎてた。
「出なよ」
「なんて言おう…」
「帰りたいなら帰って。ムリなら期待させんな」
「リン…」
携帯を閉じて部屋を出てったリンの後を追った。
あたしが今いたいのはリン。
お母さん、ごめん。
「帰んないよ」
「帰れよ」
「別に怒られるくらいなら…」
「お前、いらねぇ」
グサッと胸をナイフで刺されたような感じ。
『いらない』
その言葉があたしを傷つける…。
ここにいちゃいけない…。
「帰る…ね…?」
「バイバイ、紅」
「うん…」
どうやって帰ったのか、それもわからないくらい泣いてたと思う。
リンにはあたしじゃなくてもいい。
あたし以外にそばにいてくれる人はたくさんいるんだ…。
自分の思い通りにならないならリンに切り捨てられる…。
「紅!?どうしたの?リンチャンとケンカでもした?」
お母さんが心配してくれてた。
でも何も言えなくて…。
そのまま部屋にこもってただ泣いた。