ひとり<ふたり
リンが貸してくれたTシャツは大きくてリンの匂いがした。



バスルームにたくさんあった化粧水や乳液が女の人がよく来る証拠…。



ご飯も食べ終わって満足したあたしはリンが最近ハマってるゲームに夢中。



お風呂に入りに行ったリンはまだ出てこない。



全く危機とか感じてないだけど大丈夫だよね?



リンはできればエッチとかしたくないんだよね?



だから今日もただ隣で眠るだけ。


だよね…?



それからお風呂上がりのリンにドキドキした。



ヤバい、超いい匂い…。



「り、リン!!ゲームしない?」

「なに動揺してんの?意識しちゃった系?」

「べ、別にしてないし!!」

「わかりやすい性格で何よりですけどね」



近寄ってくるリンに今更危機感。



超いろっぺ~…。



なんでそんなに色気があるの?



あたしにも分けてほしい…。



「たまには紅からキスして?」

「えっ、ヤダ…」

「俺ばっかりじゃん…」



うぅぅぅぅぅ~…。



カワイさ負け!!


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