ひとり<ふたり
そのままふたりで外に出て散歩した。
近くの公園でベンチに座ってコーヒーを飲む。
リンはコーヒーが苦手らしくてあたしに近寄ってこない。
苦手なものいっぱいだね、リンは。
「ねぇ、リンって身長何センチ?」
「178ですけど~」
「カッコイイよね、リン」
「知ってる~。モテるもん」
ブランコに乗りながらオレンジジュースを飲んでる…。
カワイイ…。
女のコがリンにときめく意味がわかるよ…。
顔とか整いすぎ…。
「女のコっぽい顔立ちだよね」
「それ、次言ったら別れるよ」
「へっ?」
「俺、いちばん嫌い。『女のコみたい』って言われんの」
リンの表情がマジだ…。
もう口が裂けても言わない!!
「ごめんね?」
「別に~。ねぇ、紅もおいでよ」
「えっ、恥ずかしいからヤダ」
「なに大人ぶってんの?」
イヤ、この歳になってブランコ全力漕ぎは恥ずかしいでしょ…。
リンだから許されるんだよ、ソレ…。
近くの公園でベンチに座ってコーヒーを飲む。
リンはコーヒーが苦手らしくてあたしに近寄ってこない。
苦手なものいっぱいだね、リンは。
「ねぇ、リンって身長何センチ?」
「178ですけど~」
「カッコイイよね、リン」
「知ってる~。モテるもん」
ブランコに乗りながらオレンジジュースを飲んでる…。
カワイイ…。
女のコがリンにときめく意味がわかるよ…。
顔とか整いすぎ…。
「女のコっぽい顔立ちだよね」
「それ、次言ったら別れるよ」
「へっ?」
「俺、いちばん嫌い。『女のコみたい』って言われんの」
リンの表情がマジだ…。
もう口が裂けても言わない!!
「ごめんね?」
「別に~。ねぇ、紅もおいでよ」
「えっ、恥ずかしいからヤダ」
「なに大人ぶってんの?」
イヤ、この歳になってブランコ全力漕ぎは恥ずかしいでしょ…。
リンだから許されるんだよ、ソレ…。