ひとり<ふたり
その日はいつまでも外にいた。
手を繋いで散歩ばっかり。
川沿い歩いたり、街をフラついてみた。
もう夕方だ…。
「うちでご飯食べる?」
「いいの?」
「うん、お母さんがリンの食べっぷり大好きだし」
ニコニコしてるリンを連れて家に帰ると快く迎えてくれたお母さん。
リンはお母さんと一緒にキッチンに立ってた。
こうしてたまにお母さんに料理を習ってるみたいだけどあたしは興味ない…。
しばらくしてから帰ってきたお父さんが微妙な顔をしてる…。
「あっ、お邪魔してま~す」
「うん…」
「オジサンってピーマン食えないの?」
「誰がそんなこと…」
「オバサンが言ってた!!だから今日はピーマンの肉詰め~」
「リン君!!か、帰りなさい…」
お父さんですらリンのペースに持ち込まれる。
タジタジですよ…。
「娘の彼氏にはもっと威厳のある態度でと思ってたのに…」
「リンには勝てないよ~」
「昨日はどこに泊まったんだ?」
「リンの家」
ガシャンと持ってたグラスを落としたお父さんにみんな注目。
怒ってるような気がする…。
知らなかったんだ…。
手を繋いで散歩ばっかり。
川沿い歩いたり、街をフラついてみた。
もう夕方だ…。
「うちでご飯食べる?」
「いいの?」
「うん、お母さんがリンの食べっぷり大好きだし」
ニコニコしてるリンを連れて家に帰ると快く迎えてくれたお母さん。
リンはお母さんと一緒にキッチンに立ってた。
こうしてたまにお母さんに料理を習ってるみたいだけどあたしは興味ない…。
しばらくしてから帰ってきたお父さんが微妙な顔をしてる…。
「あっ、お邪魔してま~す」
「うん…」
「オジサンってピーマン食えないの?」
「誰がそんなこと…」
「オバサンが言ってた!!だから今日はピーマンの肉詰め~」
「リン君!!か、帰りなさい…」
お父さんですらリンのペースに持ち込まれる。
タジタジですよ…。
「娘の彼氏にはもっと威厳のある態度でと思ってたのに…」
「リンには勝てないよ~」
「昨日はどこに泊まったんだ?」
「リンの家」
ガシャンと持ってたグラスを落としたお父さんにみんな注目。
怒ってるような気がする…。
知らなかったんだ…。