ひとり<ふたり
合い鍵はつい2日前に渡されてた。



リンの家について中に入るとソファーにうずくまってるリンがいた。



マジでぬいぐるみ抱いてる…。



「リンっ!!大丈夫!?」

「紅ぃぃぃ~…」



熱っ…。



急にこんなに熱上がったの!?



これはまずいと思う。



「マンションの下にお父さんが車止めてるからうちにおいで!!」

「いいの?」



超甘えモードだ…。



ヤバイ、不謹慎だけどカワイイ…。



「お母さんも心配してるから…。着替え持ってくから用意するね!?」

「うん…」



リンのクローゼットの中は結構キレイにまとまってた。



洗濯も掃除も自分でしてるんだもんね…。



奥にあった大きめのバッグに着替えを詰めようとした時。



ぱ、パンツ…触らなきゃダメ?



イヤとかじゃなくて恥ずかしい。



制服のズボンからちょっと見えたりはしてるけどこんなマジマジと見るのは初めてなんだけど…。



ってか男の人のパンツを触ったことがない…。



< 93 / 516 >

この作品をシェア

pagetop