双子は魔法使い!?
「お前たち、朝から大丈夫か?」

第3者の声が聞こえた。

って、
「親父!?」

「パパ!?」

俺たちの目の前には青のロングヘアーを1つに束ねた、爽やかな顔立ちの男がいた。

彼は俺たち双子の父親、セーヤさんです。

「パパ、久しぶりー!」

さっきまでの脱力感はどこへやら、未来が親父に抱きついた。

「おうおう、未来」

親父は猫のように、未来の頭をなでている。

俺は目の前の光景に何も言えなかった。

「過去、お前も立派になったなあ」

親父が俺に視線を向けると、ニカッと白い歯を見せた。

何ですか、この生き物は…。
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