双子は魔法使い!?
「まあ、早いのはわかってる」

わかっているんだったらくるなよ。

「お前たちも考えたいだろう」

いえいえ、考える必要はないですよ。

「1週間考える時間をあげよう」

はいっ!?

と言うか、時間なんて必要なくね!?

と言うか、考える時間なんかいらねーし!

「じゃあ、また会おう!

達者でな♪」

そう言って手をあげた親父に、
「ちょっと待て!」

俺たちのツッコミがそろった。

達者もクソもあるかー!

俺たちのツッコミを無視するように、親父は姿を消したのだった…じゃねーよ!

突然親父が現れたと思ったら、見合いの話かい!

* * *
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