双子は魔法使い!?
「見られちまったなら、仕方ない」
ガラガラにしわがれた声で、魔物が言った。
「生かしておくのは、面倒だからな」
そう言って魔物は、人差し指の爪が飛び抜けて長い右手を前に差し出した。
ガバッ!
俺が飛び起きたのと同時に、見なれた光景が視界に入った。
カチコチと時間を刻む枕元の目覚まし時計に視線を向けると、午前3時を知らせていた。
「――んー、どうしたのよ…」
俺の隣で未来は眠たい目をこすった。
何だ、夢か…。
ふうっと、俺は息を吐いた。
不気味なくらいに、生々しい夢だった。
ガラガラにしわがれた声で、魔物が言った。
「生かしておくのは、面倒だからな」
そう言って魔物は、人差し指の爪が飛び抜けて長い右手を前に差し出した。
ガバッ!
俺が飛び起きたのと同時に、見なれた光景が視界に入った。
カチコチと時間を刻む枕元の目覚まし時計に視線を向けると、午前3時を知らせていた。
「――んー、どうしたのよ…」
俺の隣で未来は眠たい目をこすった。
何だ、夢か…。
ふうっと、俺は息を吐いた。
不気味なくらいに、生々しい夢だった。