いちごミルクと彼の笑顔
彼
今日も深夜のコンビニで
バイト。
皆が入りたがらない深夜にバイトするのは訳がある。
それは毎晩2時過ぎにやって来るお客さんに会いたいから。
彼は、あたしより3〜5歳年上で柔らかい雰囲気の人。
夜ご飯と一緒にいつもイチゴミルクを買う。
そして笑顔でそれをあたしに手渡す。
その笑顔に緊張してしまうけど、あたしも出来るだけ笑顔で対応する。
でも、あたしがどんなに頑張って笑顔を作っても、彼の笑顔には到底敵わない。
彼の笑顔は見るだけで
あたしを幸せにしてくれる。