ほっとここあ
しばらくたつと
登校中の生徒が
増える
いつものように
私を睨んでいたけど
雪が降ってたせいか
あまり気にならなかった
地面に足をつけると
薄くつもった雪が
サクサクと小さな音
をたてる
私と稜は学校へ着くと
体育館へと向かう
思ってたよりも
余裕があって
私はほっとする
私は自分のクラスの
とこへ行き並べられた
パイプいすに座る
少しすると
校長が話し初める
周りがガヤガヤ
言っていてあまり
聞こえない
私は稜の言葉を
思い出す
「変わらないよ
周りが変わった
としても…」
私はゆっくり目を
とじて集中する
校長の長い話しも
生徒の話し声も
何もかも
聞こえないくらいに
そして思い出す
三年前の
あの雪の日を