ほっとここあ


高山達がでていくの
と同時にちゃらちゃら
した派手な髪色の男達が
入ってくる

「や…なに…」


「は?

何ってきまってんぢゃん

利奈から聞かなかった?」

ちゃらちゃらした男達の
1人が

私の腕をつかむ

「…きゃっ」

すごい力で
押された私は
部屋のいすに倒れる

その瞬間男達に押さえ
つけられる

「ジタバタすんな」

さっき私を押した
金髪の男が

私の制服のリボンに
手をかける

「や…だ」



こういう時まんがや小説だったら
王子様が助けに
来るのに…


…もうこのまま
私こんな奴らに
やられちゃうのかも

不意に頬を涙がつたう


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