願いはひとつだけ…
「何なんだよ!
何も知らないくせに!

人の周りウロウロして
人の心にズカズカ踏み込んできて

目障りなんだよ!
頼むから俺の目の前から消えてくれないかっ!」

更に凄い剣幕でまくし立てる先生

でもその表情は、辛そうに見えた…

だからこの場から立ち去ることが出来ずに
震える全身に力を入れ、目をギュッと瞑り、頭を左右に振った。

嫌だ、
やっぱりほっとくなんて
出来ない…

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