願いはひとつだけ…
Ⅴ 賭
「で、どうすんの?」

私の部屋の中、この言葉を発したのは親友の朋美



昨日、あれから家に帰った私は、一晩中泣き続け

朝、鏡を見ると、むくんだ顔、真っ赤に腫れた目
この世のものとは思えないほどの悍ましい顔がそこにはあった…

声も、どこぞの演歌歌手かってくらい超ハスキー

気分的にもそうだが、
この顔と声じゃとてもじゃないけど学校には行けず、休むことにした。

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