願いはひとつだけ…
こうして向かえた終業式の日、朝は氷点下で凄く寒かったけど、
私の気持ちを後押ししてくれているような冷たく澄んだ青空が広がっていた。


早々に誰もいなくなった教室で、「よし!」と
一人気合いを入れ教室を後にした。


コンコン

『はい』

ドア越しに聞く久々の声
ドキドキ胸が高鳴る

「失礼します」

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