願いはひとつだけ…
「蘭のお墓だ」

そう言うと先生は、手に持っていた花を供え、
手を合わせていた

私も手を合わせ、蘭さんに挨拶をしていると

「行こうか」

そう言って歩き出す先生に慌ててついて行った。

余りにあっさりしているので、思わず
えっ、もう?と言いそうになったが、
違った…。

< 78 / 94 >

この作品をシェア

pagetop