願いはひとつだけ…
中は思った以上に広く
人が結構出入りしていた

沢山のキャンドルが火を点し、温かな明かりに包まれて、静かに流れる賛美歌が耳に響き、心地良い空間で、
蘭さんが此処を好きだった気持ちが分かる気がした。


二人で一番後ろの隅に腰を下ろし、何となしに行き交う人を見ていると

ポツリポツリ、隣に座る先生が話始めた

< 81 / 94 >

この作品をシェア

pagetop