願いはひとつだけ…
何時しか辺りは暗闇に包まれ、外のツリーと教会の周りのイルミネーションが輝き始め、
私達は外に出た。

さっきとは別世界のようだった

キラキラと光が色を変え
形を変え、眼下には宝石を散りばめた様な街の明かり

「綺麗…」

思わず口にした私を優しく見つめていた先生が

「愛華、さっきから俺
気持ち伝えてるんだけど…」

えっ、
先生の気持ちって…?

首を傾げている私に

「俺の胸の穴を埋めてくれたのは愛華だよ」

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