願いはひとつだけ…
朝礼で挨拶し、職員室に向かう先生にワクワクしながら声を掛けた

「翔梧先生、お久しぶりです。多田です、覚えてますか?」

私をチラッと見た先生は

「ええ…」


え?それだけ…

またあの笑顔を見せてくれると思っていた私の期待は
見事に打ち砕かれた。


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