願いはひとつだけ…
先生は一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに少し吊り目の大きな瞳を細くし

柔らかな、私の求めていたあの極上の微笑みで

「全く、あなたって人は…」

何時もの台詞を言うと、甘い口づけを私に降り注ぎ、ギュッと抱きしめた。

< 90 / 94 >

この作品をシェア

pagetop