王子の命令は絶対です!


「ふざけんじゃねーよ」

『お前…』


「なんでここに…?」


「俺の麗は渡さねぇ!!」


「爽!ふざけてんのはそっちでしょ!」


「麗は黙ってて」

爽、キャラ変わりすぎでしょ

『お前なんなの!?』


「俺は麗のナイトだから」


『はっ!?お前が心ちゃんのナイト?そんな小さい体で無理だろ(笑)それは俺だけだから』


「お前、麗の何を知ってんの?俺は昔っから知ってる」


「爽って…?」


「今は秘密」


『そんな奴には渡せねぇ!』


「お前、いつもとキャラ違うな(笑)」


『うっせぇ!俺は心ちゃんのナイトだからな』


「よく言うよ(笑)ほら」


グスッ!


『ってぇ』


「ちー君!」

顔を歪めるちー君。

爽のパンチがちー君の鳩尾にはいった。


「ほらね(笑)こいつは喧嘩も弱いし麗なんて守れねぇよ!麗、俺にしろ」


「嫌!あんたちー君を殴んなんていい度胸してんじゃん(笑)」


ドス!


「キャっ!」


アタシは蹴りを入れた。
完璧なはずだった。

けど簡単にとめられ、そしてお姫様抱っこされた。


『心ちゃん…』


「じゃーな(笑)」


「離せ!」


「無理、それに今ので足打撲して歩けないはずだし」


「ちー君、心配しないで!」


『しないでったって…』
今にも苦しそうなちー君。


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