破れぬ誓い



「近藤さんはな。お前のこと娘みたいに大切に思ってるんだよ。」

「娘?」

「ちぃと若い父親かもな。初めは遥の力を買って新撰組に引き抜いたんだがな。」


「お前の傷や迷いが増える度に胸が痛むんだとよ。」


近藤さんが、そんな風に思ってくれていたなんて…。


「そして、お前がこないだ無茶して怪我したとき気づいたんだとよ。
お前をこれ以上危険な目にあわせたくねぇんだと。」

「でも、聞かせてくれた…。」

「あれはお前の気迫が凄かったからな。」


また笑う土方さん。


アタシそんな顔していました?




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