破れぬ誓い



「土方さんなんてもう追いかけるなよ。」


ギュッと総司に抱きしめられた。

優しくいたわるように抱きしめる総司。


けれどアタシの頭の中には土方さんがいる。



「そう…じ。」



「ごめん。」


何が?


「え……ッ!」


総司がアタシを離したかと思うと唇が重ねられた。


わけがわからないアタシ。


すぅっと総司がアタシから離れる。

俯いてもう一度「ごめん」と呟いた。





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