破れぬ誓い
「大丈夫です。もう…大丈夫ですから。」
ギュッと服を握りしめ呟いた。
土方さんもアタシを抱きしめる。
「復讐なんて、もう…。土方さん達がいてくれればそれでいいんです。
…それで、いいんんですよ……。」
「遥。」
確かに両親の仇は討ちたい。
だけど、相手が死んでしまった今、誓いを破るわけにはいかない今。
土方さん達がいればいい。
土方さんがいてくれればいい。
好き。
土方さんが。
はっきりと心に芽生えた恋心。
土方さんが好き。