破れぬ誓い
第壱章:我が手に力を

第壱話:出逢い




此処は江戸。

といっても江戸の中心地から遠く離れた村である。



農民しかいない村。

古ぼけた家ばかりが並び華やかな江戸とはかけ離れた場所である。



そこに一つだけ古ぼけた道場があった。


その門に1人の男が立っていた。

背は高く、腰には刀。


門下生でもなく、道場破りでもない

その男は静かに道場へと足を踏み入れていった。





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