破れぬ誓い




「終わった…。」


机に突っ伏してアタシはため息をつく。

土方さんはまだまだ疲れていない様子で首を鳴らす。


「もう駄目なのか?」

「手が痛いです。」

「弱々しい奴だなお前。」

「女の子はか弱いんです!」

「馬鹿。」


なんて土方さんが笑う。


「仕事はまだまだあるぞ。」

「きょ、今日はもういいです…。」

「あぁ、そうだな。もう暗くなったし。」


ふと外を見れば真っ暗だった。

こんなにも仕事してたのか。




「オイ、気晴らしに出かけるか。」





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