破れぬ誓い



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よぉ。

歳三。遥。

これを読んでるってことは俺は死んだんだな。



遥、すまんな。

父親代わりになってやるつもりだったんだがな。

またお前には辛い想いをさせてしまった。

遥が俺を父を思ってくれるのは嬉しいがそれでお前が傷付くのがどうしてもな・・。

また、父を亡くす気持ちを味あわせたくなかったんだが。

いいか、憎しみに駆られるなよ。

今居る仲間を大切にしろ。

新政府軍を倒すために傷付くのはやめてくれよ。

遥、俺はお前を娘のように愛していた。




歳三。

お前は俺の大切な右腕だ。

ついでにいうとお前は遥を護るのに一番だと思っている。

遥を護ってくれよ。

もしも遥を護れなかったら俺が化けてでてやる。

きっと戦地で出会う仲間はお前に従うだろう。

お前は被害を最小限にして仲間をいかに生かしていくかと考えろ。

命を捨てることは俺が許さないからな。





じゃぁな。

俺はいつでもお前等を見ている。

夫婦になればいいなーなんてな。

本当はお前等の結婚の席にいたかったんだがな。

幸せになれよ。






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