破れぬ誓い


胸が張り裂けそうだ。


2人とも言った「生きろ」と。



ぐらっと揺らいだアタシの肩を土方さんは掴んで支えた。


「嫌・・だぁ・・。」




薄れる意識の中で微笑む2人。

いくら手を伸ばしても届かないその笑顔。



土方さんの腕の中でそっと意識を手放した。








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