破れぬ誓い
「眠・・いな。」
「・・うん。」
「俺、お前に会えて・・・よかった。」
「アタシ・・・幸せだった。」
歳三はアタシの手をより一層握り締める。
「あぁ・・・駄目・・・だ。」
「う・・ん。」
「寝・・る。」
「そ・・うだ・・ね。」
「遥・・。」
「・・・歳三。」
「「愛してる」」
ふっと、意識が遠のいた。
近藤さんと総司が笑っていた。
お父さん、お母さんが微笑んでいた。
「遥」
歳三がアタシの名前を呼んだ気がした。