破れぬ誓い



「そっか。大丈夫だぞ。俺が護ってやるからな!」


沖田さんは笑ってアタシを見る。


「っつーかよ、遥は土方さんくれぇ強いんだから大丈夫だ。」

「そんなこと…。」

「大丈夫だ。」


急に真面目な顔で沖田さんが言った。

その一言にどうしてだろう。


心が落ち着いた。


次第に落ち着いていく思考が思い出す。


『両親の敵を討て』と。


そうだ、こんなところで止まっては駄目だよ。


そうだよね。




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