破れぬ誓い
「ははっ。土方さんそれは厳しいですよ。」
とアタシは思わず笑ってしまった。
「お、笑ったな。お前泣いてると不細工だからまぁなるべく笑ってろや。」
「……ひどくないですか?」
「ひどくねぇよ。じゃぁな。」
土方さんは副長室に向かって歩いていった。
素直じゃないと言うか、なんというか。
天の邪鬼というわけではないし。
土方さんは本当は優しいのに素直じゃないんだな。
アタシはそう思った。
まだ少し痛む心だけど土方さんのお陰で少し晴れた気がした。
それに仕事はまだまだある。
頑張らないと。