最後のラブソング
桃子はいつも本気か冗談かわかんない。

…そんな話してたから授業は頭の中に入ってくるわけがない。

でも一応聞いているふりはしていた。

授業が終わり、教室に帰ると上坂翔が話しかけてきた。

「ねぇ。」

「…ん?」

「今日のこの間の理科のノート見せてくれない??」

「あ…いいよ~。ちょっと待ってて。」

机の中をあさってノートを取り出した。

「あ!あった!はい」

あたしはノートを手渡した。

「サンキュー!!助かったぁ♪」







< 3 / 7 >

この作品をシェア

pagetop