サクラリッジ
パソコンがようやく操作が出来る状態になった。
私はメッセンジャーを起動し、オンラインになったメンバーを眺めた。
ビュネが・・・いた。
私が行動を起こすより早く、彼女は私に話しかけてきた。
「おはようー」
いつもどおりのビュネだ。
何か怒っているという風でもない。
そうなると、私が早朝から電車に乗っていたのは、彼女に追い出されたからではなく、私自身の問題だったということだろう。
私は昨夜の記憶を詳細にすべく、ビュネと話をした。
「すごい上手だったよねー」
ビュネの話題は、ほとんど昨夜のセックスについてばかりだった。
私としては何の実感もないので、いささか当惑気味だったのだが、致していたのは事実のようだ。
ビュネに騙されているんじゃないかと思うほど、セックスをした記憶がないのはどういうことなのか。
お世辞や社交辞令の類と受け止めて適当に流していたが、不意にビュネがこういった。
「風邪は良くなったの?」
風邪、何の話だろう。
「具合が悪いから帰るって言っていたけど、大丈夫だった?」
どうやら、私は病魔に犯されて帰宅したという。
そういえば、頭痛がしていた。
しかし、特に予定もないのだからあのまま休ませてもらえばよかったのではないか。
それも、わざわざ朝から動くことはなかったはずだ。
どうにも解せない。
私は彼女と話を続けながらも、ずっとそのことを考えていた。
私はメッセンジャーを起動し、オンラインになったメンバーを眺めた。
ビュネが・・・いた。
私が行動を起こすより早く、彼女は私に話しかけてきた。
「おはようー」
いつもどおりのビュネだ。
何か怒っているという風でもない。
そうなると、私が早朝から電車に乗っていたのは、彼女に追い出されたからではなく、私自身の問題だったということだろう。
私は昨夜の記憶を詳細にすべく、ビュネと話をした。
「すごい上手だったよねー」
ビュネの話題は、ほとんど昨夜のセックスについてばかりだった。
私としては何の実感もないので、いささか当惑気味だったのだが、致していたのは事実のようだ。
ビュネに騙されているんじゃないかと思うほど、セックスをした記憶がないのはどういうことなのか。
お世辞や社交辞令の類と受け止めて適当に流していたが、不意にビュネがこういった。
「風邪は良くなったの?」
風邪、何の話だろう。
「具合が悪いから帰るって言っていたけど、大丈夫だった?」
どうやら、私は病魔に犯されて帰宅したという。
そういえば、頭痛がしていた。
しかし、特に予定もないのだからあのまま休ませてもらえばよかったのではないか。
それも、わざわざ朝から動くことはなかったはずだ。
どうにも解せない。
私は彼女と話を続けながらも、ずっとそのことを考えていた。