サクラリッジ
冬がやってくる
しっぽとは、いつの間にか仲良くなっていた。
といっても、疎遠にならずにたまに会話をする程度の仲だったが。
ビュネの紹介する友達とやらとは、殆どが二度と話すことはなかったので、彼女の存在は特別だった。
いつまでも晩夏のような暑さが続いたあの頃から、もう一ヶ月が経とうとしている。
今年は秋がなかったのではないかというくらいに、最近は急に冷え込んできた。
相変わらずビュネは交友を広めて、次々に私に紹介してきたが、結局のところ話をするのは彼女・・・しっぽだけだった。
今では、お互いの画像を交換したり音声チャットなるものをするほどになった。
ビュネほど濃密な付き合いではなかったが、軽くて心地よい関係を築けたと思っている。
ただ、病を抱えながらの仕事は辛いらしく、ふさぎこむことが多いという。
忙しいという理由もあるらしいが、彼女がネットに現れるのはごくわずかだった。
その分を取り返すように、私やビュネや、他の友人たちと夜遅くから朝早くまで、ずっと話すのだと言っていた。
といっても、疎遠にならずにたまに会話をする程度の仲だったが。
ビュネの紹介する友達とやらとは、殆どが二度と話すことはなかったので、彼女の存在は特別だった。
いつまでも晩夏のような暑さが続いたあの頃から、もう一ヶ月が経とうとしている。
今年は秋がなかったのではないかというくらいに、最近は急に冷え込んできた。
相変わらずビュネは交友を広めて、次々に私に紹介してきたが、結局のところ話をするのは彼女・・・しっぽだけだった。
今では、お互いの画像を交換したり音声チャットなるものをするほどになった。
ビュネほど濃密な付き合いではなかったが、軽くて心地よい関係を築けたと思っている。
ただ、病を抱えながらの仕事は辛いらしく、ふさぎこむことが多いという。
忙しいという理由もあるらしいが、彼女がネットに現れるのはごくわずかだった。
その分を取り返すように、私やビュネや、他の友人たちと夜遅くから朝早くまで、ずっと話すのだと言っていた。